ICTとは?

「ICT」という言葉をよく耳にするようになりましたが、「ICT」って何のことかご存知ですか?

「ICT」とは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、「通信技術を活用したコミュニケーション」のことを指します。

今やICTは、教育・保育の現場だけでなく、医療、介護、小売業、公共サービスなど、幅広い分野で活用されています。

私たちの生活にとって身近で欠かせないICTですが、教育・保育の現場では実際にどう活用されているのでしょうか?

図を見ながら活用例を一部ご紹介します。

教育・保育現場でのICT活用例

出典:パステルIT新聞

登園・降園管理

ICカードや顔認証などで登園・降園時間を記録。それを元に自動で保育料を計算するから先生方の負担も大幅軽減。

体温管理

非接触型体温計で体温を計測し、専用アプリに記録。一人ひとり測って手書きで記録してたのが、グンと楽になります。

キャッシュレス

保育料などの支払いをスマートフォンアプリなどで集金、記録。手書きでの記録も不要になり、現金でのやりとりもなくなります。

午睡チェック

センサーなどを使って午睡中の子どもの呼吸や体の動きをチェックします。

連絡帳

毎日の保護者への連絡をスマートフォンやタブレットで入力、管理。

写真販売

パソコンやタブレットから写真を取り込んで販売。インターネット販売だから保護者は自宅から写真の閲覧や購入できます。

などなど、ICTを活用すると、こんなにいろんなことができるのですね!

こんな時代だからこそ求められるICT

特に写真販売や動画配信やビデオ会議、VR見学やオンライン研修など、ウィズコロナ時代の今だからこそ、求められているシステムもあるのかもしれません。

写真の展示販売は密になりがちですが、インターネット販売なら保護者が自宅からでも購入でき、密になりません。

また運動会は開催しても保護者の見学はNG、というケースでは、せめて動画や写真で、そのときの子どもの様子を見たいと思う保護者も多いはず。

さらに、遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんにデータで写真を送ってあげることができたら、もっと喜ばれると思います。

保護者にとってもメリットがたくさん

筆者の子供が通う保育園は、ICカードを使った登園・降園管理のみだったのですが、つい最近、スマートフォンを使ったキャッシュレス決済を導入。少しずつICT化が進んでいるようです。

保護者の視点から見ても便利でメリットがたくさんあるICT。

「働き方改革」が求められ、「ニューノーマル」が築かれつつある今、

先生方の業務負担軽減のため、またウィズコロナ時代の学校・幼稚園・保育園運営のため、ICT導入を検討されてみてはいかがでしょうか?